ダイエットの味方!?レジスタントスターチとは
レジスタントスターチ(RS)という用語は、従来の炭水化物に対する理解を根本から変える可能性を秘めています。難消化性デンプンとして知られるこの成分は、食物繊維に類似した特性を持ち、消化吸収のプロセスにおいて独特の役割を果たします。
具体的には、レジスタントスターチは小腸での消化を回避し、大腸に到達して微生物の栄養源となるのです。この特性が、腸内環境の改善と健康促進に直結する理由です。
近年行われた20週間の研究では、肥満または過体重の被験者がレジスタントスターチサプリメントを摂取することにより、体重減少、インスリン感受性の向上、および脂肪質量の減少が観察されました。
特に注目すべきは、レジスタントスターチの摂取がビフィズス菌の一種であるBifidobacterium adolescentisなどの有益な腸内細菌の増加に寄与し、これが健康的な代謝改善につながった点です。
この研究は、レジスタントスターチが腸内フローラの再構築を通じて、代謝健康に及ぼすプラスの影響を示しています。腸内細菌群のバランスの改善は、胆汁酸の代謝、炎症反応の軽減、および腸壁機能の強化によって、体重管理と健康増進に寄与することが示唆されています。
日常の食品からダイエットできる量のレジスタントスターチが摂れるの?
この論文では、日常的に必要とされるレジスタントスターチの量は、1日当たり40gと定義されています。普段の食事に含まれるレジスタントスターチの量を以下にまとめてみました。
・生のオートミール(未調理): 約9gのレジスタントスターチ/100g
・冷やした加熱済みのジャガイモ: 約3.2gのレジスタントスターチ/100g
・冷やした加熱済みのパスタ: 約1.9gのレジスタントスターチ/100g
・緑のバナナ: 約4.7gのレジスタントスターチ/100g
・冷やした加熱済みの白米: 約1.6gのレジスタントスターチ/100g
(数値はあくまで推定であり、実際の含有量は食材の種類や調理法によって異なることに注意してください)
日常生活において、1日に40gものレジスタントスターチを摂取することは難しいように感じます。ただし、その効果については短鎖脂肪酸の産生を促すことが多くの研究からも提唱されています。
ダイエットにおいて、レジスタントスターチも「一つのアイテム」と考えることで、積極的に食材を取り入れてみてください。どのような取り組みも「少しずつ」「継続して」が大切ですね。
(参考文献)
Resistant starch intake facilitates weight loss in humans by reshaping the gut microbiota


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